風呂・浴室は一日の疲れを癒す空間であり、風呂・浴室の快適さは生活の質を大きく向上させる要素のひとつです。
最近では、優れた保温機能を持たせたり、排水口などの掃除の手間が軽減される機能を持っているタイプであったりと、優れた浴室が増えてきています。
浴室のデザインや浴槽の素材もさまざまなものがありますので、自分の気に入ったデザインに仕上げることが可能です。
ここでは、風呂・浴室をリフォームする際のポイントや注意点に関して解説しますので、是非参考にしてみてください。
風呂や浴室のリフォームをご依頼いただく理由は様々ですが、ご家族の入浴時の安全性を高めたり、浴室をより快適にすることなどが主な目的となります。
フローリングやタイルが滑りやすければ、転倒して怪我をする恐れがあり、特にお子様やご高齢の方にとって非常に危険です。バスマットで転倒を防止をすることも可能ですが、床材の素材を変えることでさらに安全性が高まります。
また、冬場には浴室内外の気温差によって生じるショック反応(ヒートショック)の危険性があることが問題視されていますので、脱衣所を含めた保温性の向上にもリフォームは役立ちます。
さらに、浴槽を断熱構造のものに取り替えることで、長時間お湯が冷めにくくなり省エネや節電効果が期待できます。
リフォームの際は、暖房の設置、壁や床、浴槽の素材に注目し、お好みでデザインにこだわることも可能です。
浴室の快適さの向上、安全面の対策として、浴室に暖房を設置したりフローリングや浴槽の素材を変えるなどが有効です。
浴室の床材は大きく分けて、タイル床材、樹皮床材、シート床材の3種類があります。
樹皮床材はユニットバスに多い素材で、耐水性がありリフォームの際は元の床材の上から貼っていく形となります。
汚れやすいというデメリットがありますが、掃除がしやすいため手入れを怠らなければ問題ありません。
浴室に暖房を後付けする場合、天井に設置するか壁に掛ける形が主流です。
天井に設置する場合には、部屋全体を均等に温めてくれることがメリットで、さらに天井裏に換気ダクトを設置できるため全体的にすっきりとした仕上がりになります。
壁に掛ける場合には、既存の換気口を利用して設置するため、天井に設置する場合と比べ簡単な改修で済みます。
保温力の高い断熱構造の浴槽は、各メーカーから発売されており、温度低下は4〜5時間で2.5度ほどまでを抑えられます。
保温力の高い浴槽だと追い焚きの回数が減り、光熱費の節約に繋がり無駄なガスを使わないため環境にも優しいです。