家族構成やライフスタイルの変化から、和室のリフォームを検討している方が増えています。
和室のリフォームは、畳を張り替えるだけの小規模なものから、和室を洋室に変える全面的なリフォームまで様々なタイプがあります。
また最近では、和室に掘りごたつを設置する方も増えており、リフォームの方向性が多種多様なのが特徴です。
和室をリフォームする際のポイントと注意点を解説します。
和室の醍醐味といえば畳ですが、畳が持つ効果を十分に発揮するためには、定期的に畳の張り替えを行うことが大切です。
畳には元来、除湿効果や消臭効果、防音効果など居住者にとって大きなメリットです。
しかし、畳はカビやダニが繁殖しやすいというデメリットがあり、部屋の位置などの条件によっては畳がカビ臭くなってしまうことも多いため、定期的なメンテナンスが必要です。
また、ダニやカビの繁殖を抑え、メンテナンスにかかる手間を省くために和室を洋室に変えるリフォームを検討される事例も多いです。
和室は、障子と畳があることによって落ち着いた空間となる一方で、インテリアや内装のバリエーションが限られてしまうことに不満を感じ、洋室へのリフォームをご相談いただくこともあります。
和室のリフォームで最も多いのは畳の張替えや素材の変更などを行うもので、和室の畳を張り替えただけでも衛生面の不安が取り除かれ、安心してゆったりとくつろげる気持の良い和室に生まれ変わります。
最近では、耐久性に優れていながらカビ、ダニやノミの繁殖を抑えられるような機能を持った畳も増えていますので、このようなタイプの畳に変えることでメンテナンスにかかる手間や費用を省けます。
また、和室を洋室に変えれば、畳や障子などを定期的にメンテナンスをする必要がなくなり、カビやダニの発生も大幅に減少しますので、家族で話し合ったうえで和室を減らすことを決断されるケースも増えています。
和室を洋室にすることで、好きなインテリアが設置でき、内装も自由に変えられることから、ご自身が作りたい部屋の選択幅が大きく広がるでしょう。
ただし、和室を洋室にリフォームする際には注意点があります。
例えば、畳をフローリングに変えることで畳にあった除湿効果や消臭効果、防音効果といったメリットはなくなります。
特に、1階より高い場所にある和室をリフォームする際は、遮音性に優れたフローリングを選ぶことが大切です。